東大生のバレエ留学日記

日々考えていること、バレエのこと、大学生活のことなどを綴っています

【LIFE】トビタテ!を受けて得たものとは?~私が思う「仲間」と「失敗」の意味するところ~

こんばんは、バレエ留学中のなつこです。

 

今日は日曜日!バレエ学校の友達と現代美術展「MoMA展」に行ってきました。今、ニューヨークの現代美術館(the Museum of Modern Art, MoMA)が10月7日までメルボルンの美術館NGV(National Gallery of Victoria)に来ています。美術館って、日本の学生はあまり行かないイメージが強いですが、今日行ってみたら学生がたくさんいて、アートに積極的に関わろうとしている姿勢が素敵だなと感じました。


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↑入り口〜

 


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↑見たことあるアートはありますか?😀

 

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↑本物のNYみたい…!

 

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↑“Art is a creation for the eye”

 

さてさて、本題に移りたいと思います。

 

トビタテとは?

正式には「官民協働海外留学支援制度~トビタテ!留学 JAPAN 日本代表プログラム~」で、文部科学省と民間企業協働の奨学金制度です。試験は第一次の書類審査、第二次の個人面接・グループ面接です。二次審査は東京で行われました。詳しく知りたい方は以下のリンクを参照してください。留学考えている学生にとってもおすすめの制度です!

【文部科学省】トビタテ!留学JAPAN - その経験が、未来の自信。

 

その結果は…

私はトビタテに応募し、一次審査は通過したものの最終的に不合格でした。でも、結果を見たとき、落ち込みませんでした。自分でも不思議なぐらい、結果をすんなりと受け入れることができました。自分が思うような結果が出なかった時、いつもは落ち込んだり、悔しかったり、ネガティブな感情が襲ってくることが多かったのに、今回ばかりはむしろ心が軽かったのです。

おかしい、なぜ落ち込まないんだ?とずっと考えていたのですが、最近その答えが出ました。それは、トビタテを受けて得たものがあまりにも大きかったということです。

 

トビタテを受けて得たものとは

トビタテを受けて得たもの。それは「仲間」です。面接のグループが同じだった学生とはSNSで繋がっていて、その後大阪から東京まで会いに来てくれた子もいました。二次審査後には一次通過者のみが参加できる交流会があり、そこでも素敵な出会いがありました。この交流会で奇跡的に出会ったKくんとその彼女のIちゃんの話は、書けば1万字を超えてしまうので、今回は省きたいと思います。(いつかちゃんと文章にしたい。)

 

互いに夢を語り合い、今頑張っていることを共有し合い、悩みを打ち明け、時にはアドバイスし、時にはアドバイスされ、お互い頑張ろうと励まし合う。きれいごとばかりではなく、「本音で」話せる。それが私にとっての「仲間」です。目指している将来や方向性、好みがまるで違っていても、恥ずかしがらずに自分の夢を打ち明けられる。思っていることを怖がらずにぶつけられる。トビタテを受けたことで、私はそんな素敵な仲間に出会えました。だからトビタテに応募したことも不合格だったことも、決してマイナスなことだと感じなかったのだと思います。

 

不合格って、悪いことだけでしょうか。たしかに、「不合格」という字面だけ見れば失敗、マイナスなことかもしれません。でも、その結果に至るまでに得られたものがあるのなら、「不合格=失敗」だと私は思いません。世の中成功する者がいれば成功しない者もいるのが普通です。そして、おそらくこの先、敗北を経験することの方が成功することよりも多いです。そんな時、いちいち結果にとらわれていたらきっと前に進めません。結果はもちろん大事です。でも、その結果に至るまでの経験はもっと大事だと思います。なぜなら、経験はこれからの自分の糧になるから。こう思えるようになったのは、これまでにいろいろな経験をしてきたからかもしれません。例えばこんな経験【LIFE】コンプレックスだったフランスに住んでいた経験が、かけがえのない経験に - 東大生のバレエ留学日記

これからも結果を恐れず、たくさんのことに挑戦していきたいです!

 

 

今日も読んでいただきありがとうございました♡

 

【バレエ留学】ジャニーズJr.の夏練とバレエの練習は似ている!?

こんばんは、なつこです!

 

今日東京は台風だったと聞いたのですが…メルボルンはとても良い天気でぽかぽかしていました!

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今日の記事のタイトルは、「ジャニーズJr.の夏練とバレエの練習は似ている!?」です。そうなんです。似ているんです。(バレエだけでなく、多ジャンルのダンス・音楽・スポーツなどでも共通するかもしれません)

昨日たまたまYouTubeの「あなたにおすすめ」の欄に出てきた動画が、ジャニーズJr.(以下、ジュニア)の動画だったんです。おそらく最近ダンスの練習動画をよく見ていたからだと思います(笑)

ジュニアの子たちは学校が夏休みの時に、約一ヶ月に渡って本番が毎日のようにあり、それに向けての練習と本番に密着した映像でした。

詳しく知りたい方は以下の動画を見てみてください。

パート1→ジャニーズJrの真実 - YouTube パート2→ジャニーズJrの真実 - YouTube

 

ジュニアの子たちは、レッスン中に振り付けを一回で覚えないといけないと言っていました。すぐに覚えないと踊る位置が後ろの方になったり、ジュニアマンションの中で踊れない可能性も出てくるみたいです。(ジュニアマンションとは、ステージの後ろに建っている、いくつもの小部屋がある舞台装置です↓)

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↑一つひとつの小部屋にジュニアの子が入り、安全ベルトを装着して踊ります。ここで踊れる人数には限りがあるらしい…!

 

これってバレエでも同じで、振りをすぐに覚えなかったり先生の注意を次の練習までに直していないと、第一キャストから第二キャストに降ろされたり、最悪出演できない・役がもらえない、ということもあります。なので、注意はcorrection noteに書き込んで復習できるようにしています。上の動画でも、ジュニアの子たちが先生のアドバイスや注意点、振りなどをメモしていて、「ああ、私たちもメモするする!」と親近感が湧きました。

 

とても驚いたのは、ジュニアの子たちは舞台装置の操作まで自分たちでやっているということ。動画ではフライング用のロープの付け外しを踊りながらやっていて、びっくりしました。こういった装置の操作は、バレエでは舞台スタッフさんがやってくださるので。

これを「自分たちが使うものは自分たちで管理する」という視点から見ると、私たちは自分の体形に合うように本番で使う衣装を直します。衣装はそのままだと微妙にサイズが合わなかったりするので、ぴったり合うように袖やウェスト部分を直したり、ゴムの長さを調節します。

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↑チュチュ(tutu)と呼ばれるバレエの衣装。


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↑裏はこんな感じ。ウエストのところにフックを引っ掛ける部分が縫ってあります。

 

動画の中でジュニアの子たちは振り付けをみんなで復習していたのですが、バレエでもよくリハーサルが始まる前などに振りを確認し合います。一人で踊らない限り、ステージには一緒に踊る仲間がいます。舞台を成功させるためには、みんなで息を合わせて踊らなければなりません。踊りはグループワークでもあるんです。20人そろって踊る振りがあるなら、一人でも間違えれば舞台は台無しになってしまいます。

だから、振りを確認し合うことはアーティストとしてとても重要なことです。

この世界で、たった一人でできることは何もないと思います。常に互いに協力しあって生きていくのです。

バレエを通して、チームワークの大切さを学んでいる気がします。

 

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↑夕方のメルボルン。最近は夕方でも外が明るくて、春の訪れを感じます。

 

今日も読んでいただきありがとうございました☺

 

 

【バレエ留学】「謙遜」と「ありがとう」と「自信」

こんばんは!なつこです♪

 

今日は、バレエ学校のクラスメイトのコンクールの応援に行ってきました!こっちのコンクールはとてもアットホームで、拍手したり歓声をあげてもよくて、観ている側も楽しかったです。とてもステキな舞台でした。やる気出た😊

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今日は、バレエ学校に通っていて気付いたことについて。

私はこっちに来て、バレエ学校のみんなが互いを褒め合うことが多いことに驚きました。「今のピルエット(バレエ用語で、回転の意味)すごくよかった!」とか「あなたの踊り方好き」とか。私も何度かクラスメイトに褒め言葉をもらったことがあるのですが、いつも「いやいや、そんなことないよ」と答えていました。日本にいた頃も、同じバレエ教室の仲間や先輩、そのご両親などに褒め言葉をいただいた時、「いえいえ、そんなことはないです」と必要以上にすごく謙遜していました。どこかで自分のことを「わたしなんて」とネガティブに捉えていました。

でもメルボルンに来て、生活に慣れてきてよーく考えてみたら、フランスに住んでいた頃は「謙遜」など知らなかったな、ということに気づきました。褒められたら照れながらも“Merci(ありがとう)”と答えていたなぁ、と。ああそっか、必要以上に謙遜するようになったのは、日本に帰ってきてからなんだ…って。それが無意識で謙遜するようになっていたのだから、一つの国で長く生活するって恐ろしい。

ん?フランス!?どういうこっちゃ!と思った方は、こちらの記事をまず読んでみてください↓

【LIFE】コンプレックスだったフランスに住んでいた経験が、かけがえのない経験に - 東大生のバレエ留学日記

 

一つの国で長く生活すると、その国の文化というか生活習慣が自然と体にしみこみます。おそらくフランスから帰ってきて9年間で、日本特有ともいえる「謙遜」が自然と身ついたのだと思います。別に謙遜することが悪いことだと言っているわけではありません。褒められて調子に乗っていては嫌な人になってしまうし、自分を冷静に見つめるためにも、謙遜は必要だと思います。

でも、本当は褒められてうれしくて仕方ないのに必要以上に謙遜していたら、あなたを褒めた相手はどう思うでしょうか?「良いと思ったから褒めたのに…」とがっかりするのでは?

そもそも本当に良い踊りだと思っていなかったら、わざわざ私のところまできて褒め言葉を言いません。褒められて、「いや、私なんか全然」と答えたら、褒めてくれた相手に失礼だと感じました。

 

だから私は、友達や仲間、誰かに褒められて素直にうれしいと思ったら、「ありがとう」って言うようにしています。

これって、自信にもつながると思います。「私なんか…」ってネガティブ思考になるより、「ありがとう」と言って認めた方が自分の自信になります。「あ、私のことをいいなと思ってくれてる人がいるんだ」って。

そのたった一つの褒め言葉が、自分の背中を押してくれるかもしれません。

それなら素直に「ありがとう」って言おう。ビッグスマイルを忘れずに。

 

今日も読んでいただきありがとうございます♡

【バレエ留学】東大生の私がなぜバレエ留学!?

こんばんは、なつこです。

 

9月になりました!オーストラリアでは9月から春と言われていますが、まだダウンが手放せません。一体空は、いつになったら暖かい風を吹き込んでくれるのでしょう?

 

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↑ここからのメルボルンCBDの景色もすごく好き。

 

今日はのトピックは、「なぜバレエ学校に留学しようと思ったのか」。これ、大学の友達にいまだに聞かれるんです(笑)。文字にする事で私も整理できるしちょうどいいので、今回書くことにしました。

結論から言ってしまうと、

将来はバレエ×心理学で人の役に立ちたいから。

えっ、プロのバレエダンサーになりたいんじゃないの?って思った方が大半だと思います。それもそうですよね、バレエ学校に留学しているわけですから笑

将来やりたいことはまだ自分の中で整理中なので、現段階で言葉で説明できることを書きたいと思います。

 

中学生の頃は、プロのバレエダンサーになりたいと思っていました。そのために毎日スタジオに通い、夜遅くまで練習に励んでいました。バレエ留学はこの頃から考えていました。

でも高校生になり、その夢は「バレエと何かしら関わりのある、自分にしかできないことがしたい」という夢に変わりました。日本で踊っている間にさまざまな問題点が見えてきたこと、勉強が楽しかったことなど、色々な理由があって大学に進学し、バレエダンサーではない道でバレエと関わりたいと思いました。

 

そして大学に入り、心理学に出会いました。心理学を勉強することで、自分への理解が深まり、自分の周りで起きている出来事の多くが心理学で説明できるということに気づかされました。そこで、心理学を何らかの方法でバレエに活かせないか、と考えるようになりました。

バレエはすごく特殊な世界で、バレエをやっていないとわからないことがたくさんあります。身体のラインに関する悩み、食事の悩みなど、挙げ始めたらキリがありません。

そこには、心理的なものが多く含まれています。例えばバレエ留学。バレエ留学するならバレエが上手ければいいと思っている人はいませんか?でも、バレエがいくら上手くたって、メンタルが弱かったらまず海外で生活するのが大変です。踊りにも影響しますから。

 

将来、バレエをやっている人の役に立ちたいなら、プロのダンサーを目指している人たちと同じ環境で、同じ教育を受け、同じような生活を送らないと、説得力もないし、なにも語れないと思ったんです。だから、バレエ留学にしようと決めました。

 

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↑記事のまとめにぴったりかな、と。一本だけまっすぐと生えていた、大学キャンパスのわたげ。

 

生き方に正解なんてありません。どう生きるかはあなたの自由。

大学は現役で行った方がいい、留年はしない方がいい、大学3年生になったらインターンしましょう。それが自分で選んだ生き方なら、私は尊重します。だけど、「なんとなく」ならもう一度考え直した方がいい。

人生は一度きりです。

一度きりだからこそ、私はやりたいことに挑戦しようと思います。バレエ留学だって、将来やりたいことに繋がるかどうかは、その時になってみないとわかりません。でも、あのとき留学しておけばよかった…と後悔したくないから。今できることに全力で挑戦するのです。

 

 

今日も読んでいただきありがとうございました!

 

 

 

【ケアンズ旅行記】ラスト第5弾〜旅して得られるものとは〜

こんばんは、なつこです。

 

先日ブログのPV数が1000を超えました!いつも読んでいただきありがとうございます♪

ブログを始めた3週間ほど前は、ブログのアクセス数など気にしなかったのですが、こんなにたくさんの方に読んでもらってると思うと、嬉しいものです🙂

 

さて今日は、ケアンズ旅行記最終回!全部書ききるのにだいぶ時間がかかってしまいましたが、最終弾もぜひ読んでください!

これまでの旅行記はこちら↓

【ケアンズ旅行記】第1弾~自然を堪能できるタリー川ラフティング~ - 東大生のバレエ留学日記

【ケアンズ旅行記】第2弾~ラピュタのモデルになった!?パロネラパーク~ - 東大生のバレエ留学日記

【ケアンズ旅行記】第3弾~エメラルドの海に囲まれたグリーン島~ - 東大生のバレエ留学日記

【ケアンズ旅行記】第4弾~熱帯雨林に囲まれたキュランダへの旅~ - 東大生のバレエ留学日記

 

ケアンズ最終日は、ポートダグラスに行ってきました。ケアンズ北部にある、ビーチが有名なリゾート地です。

この日も雨が降ったりやんだりで、ずっと曇り空でした☁️

ビーチは人気が少なくて、とても綺麗でした。平らな砂浜からただただ海が永遠と続いていました。

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グリーン島の賑わっていたビーチと真逆って言ったらいいのかな。海に向かって立っていると、風の音と波の静かな音だけが聞こえてくる。人の声もしない。地味なんだけど存在感がある。そんな雰囲気のあるビーチでした。

 

逆に街中はワイワイと賑やかで、おしゃれなお店やカフェもたくさんありました!

 

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↑フランスのリゾート感溢れる街角

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↑ふらっと立ち寄ったカフェ

 

 

 

旅して得られるものとは。

 

新しい友達。

新しい景色。

新しい知識。

新しい価値観。

新しい考え方。

新しい自分の一面。

 

 

たくさんの「新しい」を身にまとって旅から戻ってきて、鏡を見るとちょっぴり成長した自分が映る。

あ、こんな私もいいなって思う。

そして、明日からまた頑張ろう、って気合いを入れる。

一回り大きくなった自分に期待して。

 

 

今日も読んでいただきありがとうございます♡

 

 

 

【LIFE】小さな幸せ

みなさん、こんばんは!バレエ留学中のなつこです。

 

今日も、バレエとはさほど関係のない記事です。実はこの記事、去年(2017年)の11月に書いたものなんです。ほんの少しだけ別のブログを運営していたことがあって(もうこっちにシフトしています)、そこに載せていました。

(写真は、8歳年下の妹と。記事のイメージに合ってるかな、と思って。)

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『小さな幸せ

 

最近ある本を読んで、"幸せとは何か"についてよく考えます。そのある本とは、住野よるさんの『また、同じ夢を見ていた』です。小学校の先生が出した「幸せとは?」という宿題に、少女が物語を通して答えを見つけていくのですが、読んでいるうちに私も考えてしまいました。


ぱっと答えが思いつくわけでもないし、日常的に幸せについて考える人は少ないと思います。だからこの問いは難しいけど、なんとなくわかるような気がします。


ステキな本に出会った時。
大好きな人たちとたわいもない話をしている時。
踊っている時。

美しい景色を見ている時。
可愛い雑貨屋さんを見つけた時。

時計を見たら表示されている数字が自分の誕生日だった時。
あったかいお部屋でアイスクリームを食べてる時。
寒い冬の朝、お布団にくるまってぬくぬくしている時。
地面をぱっと見た時、そこに虹がうつっていた時。

 

私はそんな時、幸せだな、と感じます。
本の中に、「皆違う。でも、皆同じ。」というフレーズがあります。どんな時に幸せを感じるかはみんな違うけど、みんな同じように幸せを感じる。そんなふうに私は解釈しました。その幸せが家族と、友達と、恋人と重なった時、どんなに素敵だろう。同じ幸せを共有できる瞬間があったとき、どんなに嬉しいだろう。
この本は、日常のなんでもないことが実は私の生活を豊かにしているんだ、ということを気づかせてくれました。
今日から、毎日をもっと大切にして、生きようと思います。』

 

この記事をもう一度載せたのは、皆さんにも一日一日を大切にして過ごしてほしいと思ったから。生きていれば、辛いことだって嫌なことだってたくさんあります。

でもこういう「小さな幸せ探し」をしていくと、「小さな幸せ」の量が気付けば「辛いこと」の量よりもずっと多くなっています。そして、「小さな幸せ」と比べたら、「辛いこと」はそのうちちっぽけなものになっています。本当です。

 

読者の皆さんも、今日から「小さな幸せ探し」、してみてください♪

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↑私が一番好きな、メルボルンの夜景

 

今日も読んでいただき、ありがとうございました!

 

 

【LIFE】コンプレックスだったフランスに住んでいた経験が、かけがえのない経験に

こんばんは!なつこです♡

 

今日は学校が終わった後、来週からヨーロッパのバレエ学校に留学するクラスメイトのお別れ会をしに、ラーメン屋さんに行きました!こっちの子は日本食が大好きで、ピラティスの帰りにお寿司を買って帰る子もいます(笑)


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ムール貝たっぷりのラーメン!日本より濃いめのスープでしたが、辛くてコクがあって美味しかった!

 

今日は、私がフランスに住んでいた時の話をしようと思います。なぜかと言うと、この経験がなかったら、私という人間を語ることができないから。それぐらい、私の21年の人生の中で重要な経験です。

私は4歳から12歳まで、父の仕事の関係でフランスに住んでいました。2年間パリに、残りの6年間はボルドーに。

6年生の2学期で日本に帰ってきて、幼稚園の時に数カ月だけ通ったことがあった幼小中高一貫の女子校に“戻り”、日本での生活が始まりました。

「帰国子女」って聞くと、なんだか華やかなイメージがあるし、なんでもできる、外国語がペラペラでいいな、って思われる方が多いのではないでしょうか?

たしかに8年も、しかも日本語もまだ定着していない4歳の時からいれば、ネイティブ並みに話せるようになります。でも、私は現地校に通っていたので、逆に日本語は母と休日に勉強する程度でした。算数と国語をドリルで勉強していたのですが…日本語は両親以外と使うことがなかったので、定着するはずもなく、当時の私の日本語は相当変だったと思います。(今も時々変な時あります笑)

そんな状態で帰国が決まり、ポーンと日本人だらけの学校に入れられました。制服を着ての登校、缶詰よりひどく混んでいる電車、初めての女子校、登校したら靴を脱いで上履きに履き替えること…慣れないことばかりでしたが、一番大変だったのはやはり日本語です。みんなが話す日本語は早口言葉に聞こえ、言葉のニュアンスの違いを初めて知りました。

あるクラスメイトに本を借りようと思った時のこと。私は借りるとき、「面白かった?」と聞きました。その子は「ううん、悲しかった」と答えました。悲しい結末の本が“面白い”わけないですよね。でも私は彼女の答えに納得がいかなかったのか、何度も面白かったか聞いてしまいました。

中学に入ってから、「面白い」と同じ意味の言葉に「興味深い」という言葉があるのを知りました。そこで初めて、小6の時クラスメイトにするべきだった質問は「面白かった?」ではなく「興味深かった?」だということに気づきました。時すでに遅しですが(笑)英語でいうinterestingの意味で「面白かった?」って聞いてしまったわけです。

こんな具合に、日本語ではすごく苦労しました。帰国直後は小学3年生までの漢字しかわからなかったので(しかも定着していなかったので)、教科書を読むのが大変でした。国語の授業中に先生に教科書の音読を頼まれたとき、漢字が読めなさ過ぎて隣の子に小声で教えてもらっていました(笑)

 

私は大学受験をするまで、なんでフランスなんかにいたんだろう、と心の中でずっと思っていました。日本人が当たり前にしゃべったり書いたりしている日本語ができないぐらいなら、フランス語なんてできなくていいと思っていました。ずっとコンプレックスで、みんなはずっと日本にいていいな、と友達がとても羨ましかった。

 

でも大学に入って、フランスに住んでいたことは私にとってかけがえのない経験、「私」そのものを作っている大事な経験だということに気づきました。

東大で出会った友達がそれぞれさまざまなバックグラウンドを持っているように、私も「フランスに住んでいた」というバックグラウンドを持っている。それが何かの得になるならないではなく、この経験、背景があるからこそ今の自分があるんだと思えるようになりました。

フランスに行かなかったらバレエを習っていなかったかもしれないし、東大を受けていなかったかもしれない。書き出したらキリがありません。

私という人間から「フランスに住んでいたこと」をとってしまったら、おそらく何も残りません。今の私の性格も、考え方も、生き方も、何もかも。だから、日本語を克服した自分に自信をもって、これからも前を向いて、時には後ろを振り返りながら、強く生きていこうと思います。

 

今後もちょくちょくこの経験にまつわるエピソードを書けたらいいな♪

今日も読んでいただきありがとうございました!

 

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