東大生のバレエ留学日記

日々考えていること、バレエのこと、大学生活のことなどを綴っています

【BALLET】『ドン・キホーテ』の見どころを解説!

こんばんは、なつこです。

 

 みなさん、昨日の台風は大丈夫だったでしょうか?私は運よく避難する必要がなく、ずっと家にいたので無事でした。みなさんも無事でありますように…

 

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前回の記事では、バレエ作品『ドン・キホーテ』のあらすじについて書きました。今日の記事はその続編、見どころについてです!

ただしこちらの見どころは、私が明日出演する公演に基づいた、独断と偏見によるものです。見どころは人それぞれだし、「ここに注目したらバレエをもっと楽しめるよ!」というものなので、あくまでも参考程度に読んでいただけると幸いです。

 

あらすじがまだの方は以下にリンクを貼っておきます!あらすじを読んでからの方が人物関係がわかって、本記事が理解しやすいと思います↓

 

natsukozballetlife.hatenadiary.com

 

ドン・キホーテ』の見どころ

ドン・キホーテ』の主要キャストはドン・キホーテ、キトリとバジルで、もちろん彼らが出てくる場面、メインで踊る場面が見どころなのは言うまでもありません。ですが、バレエでは主役以外の役もとっても大切です。主役以外の役にも注目することで、舞台上でいったい何が起きているのか、楽しいことなのか悲しいことなのか、などその場面の雰囲気がよくわかります。今回は、私の独断と偏見で、見どころを5つピックアップしました。

 

見どころ1:第一幕の町の広場

第一幕では、主要キャストだけでなく、キトリの友人や町の娘、バジルの友人や町の踊り子などにも注目してほしいです。踊っていない時は舞台の端の方にいるのですが、場面に合わせて色々な演技、表情をしています。主役を見たい気持ちもわかります(わたしも舞台を観に行ったらついつい主役を目で追いかけているので笑)が、場面を理解するヒントになるのでぜひ注意して観てみてください!

見どころ2:ガマーシュと他の人物とのからみ

あらすじに書いたように、ガマーシュはキトリと結婚したいお金持ちの王子様。そんな彼が、(かわいそうなことに)みんなの笑いものにされてしまう場面や、みんなから嫌がられる場面がたくさん出てきます。個人的にはガマーシュが一番キャラが濃くて面白いので、ぜひ注目して観てください!

見どころ3:エスパーダをめぐる女の争い

今回の振り付けならではの場面が、エスパーダの気を惹こうとするキトリの友人と町の踊り子との間に起きる、ちょっとした争いのシーン。彼女たちの関係はこのあとどうなるのか…?そんなことにも注目しながら舞台を楽しんでいただけると嬉しいです。

見どころ4:第二幕のかわいい妖精たち

第二幕の夢の場では、まだ中学生・高校生の子どもたちが妖精役です。どこからか初々しさが垣間見える彼女たちが身にまとう衣装は、薄ピンクや薄紫といったパステルカラー。第一幕と雰囲気ががらりと変わるのが見どころです。

見どころ5:キトリとバジルのグラン・パ・ド・ドゥ

第三幕の見どころは、やはりキトリとバジルが二人で踊る、結婚式の場面。回転やリフトなどの大技がたくさん詰め込まれていて、息をするのも忘れるぐらい素敵な場面です。観る人はみんな、二人の世界に吸い込まれていくと思います。

 

以上、『ドン・キホーテ』の見どころでした!

いかがでしたか?

今回ここで伝えたかったのは、バレエは主役だけじゃないよ、ということです。その舞台に出ている人全員がある意味主役で、みんなで舞台を作っています。だから、脇役だからといって一人欠けていいわけではないし、出演者一人ひとりが全力で演じることでやっと舞台は完成します。

そんなことを少しでも頭の片隅に置きながら、舞台鑑賞を楽しんでいただければ幸いです。

 

では、明日の公演全力で頑張ります!

 

今日も読んでいただきありがとうございました!

 

なつこ