東大生のバレエ留学日記

日々考えていること、バレエのこと、大学生活のことなどを綴っています

【バレエ留学】本番で焦ったって意味がない!焦るよりも考えるべきこととは?

こんばんは、なつこです。

 

今日は、パ・ド・ドゥのアセスメント(試験)がありました。パ・ド・ドゥ(pas de deux)とは、男女ペアで踊る踊りのことです。私は今回、『ラ・フィーユ・マル・ガルデ(la fille mal gardee)』という作品に出てくるパ・ド・ドゥを踊りました!

パートナーは同じクラスの男の子。今まで自分と歳が近い人と組んだことがなかったので、新鮮で楽しかった!レッスン中にできなかったステップを放課後に二人で合わせて、より完成度が高くなるように練習を重ねました。

本番はあまり緊張しなくて、むしろアドレナリンがちょうどいい具合に出ていたので、笑顔で落ち着いて踊れました。細かいミスはあったし、もちろんプロのような完成度ではないけれど、今持っている力すべてを出したので、悔いはありません!

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↑アセスメント後に、パートナーと!

 

私は本番前、「万が一失敗したら、顔に出さずに何事もなかったかのように踊り続けるにはどうしたらいいか」ということを考えています。

勉強もスポーツも、直前に練習したからってできるようになるわけないですよね。前日に解けなかった問題が翌日の試験で解けるはずはないし、大会当日に急に足が速くなることもありません。だから、本番の日に焦ったって意味はないと思うんです。前日までできなかったことが本番の日にできるようになっているなんて、奇跡でも起こらない限りあり得ないから。

バレエでいうなら、

練習でできなかったステップが本番で成功するかどうかを考えて頭を悩ますよりも、それまでできていたステップを成功させること、そしてミスをしてしまった時どう処理するか、を考えた方がいいと思います。いつもできないステップなどの“不安要素”に気をとられて、今までできていたステップまでできなかったら勿体ないじゃないですか。

もし本番で失敗したくなかったら、練習を完璧にする必要があります。でも、人間だから完璧って99.9%無理なんじゃないかと思います。完成度が高くなればなるほどさらに欲が出てきて、より完璧を目指したくなるからです。だから本番で思わぬ事態になったとしても、それにどれだけうまく対処できるか、ということが大事なんだと思います。

 

失敗を失敗に見せないことも、実力だと私は思います。

 

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↑クラスのみんな&先生と♡

 

今日も読んでいただきありがとうございました♪