【BALLET】バレエ作品『ドン・キホーテ』のあらすじ
こんにちは、なつこです!
前回の記事でも書いたように、10月14日に公演『ドン・キホーテ』に出演します!1カ月前にSNSで告知したのですが、まさかこんなにたくさんの方(高校のクラスが作れちゃうぐらい!!)が観に来てくれるとは思っていなかったので、とっても嬉しいです☺いっそう練習に力が入ります、ありがとうございます!
そこで、来てくれるみんなに舞台をより楽しんでもらえるように、2回に分けて
1、『ドン・キホーテ』あらすじ+α
2、本公演の見どころ(次回)
について書きたいと思います♡
↑以前コンクールで本作品の主人公キトリを踊った時の写真です!
『ドン・キホーテ』のあらすじ
『ドン・キホーテ』は全3幕の作品です。作曲はルートヴィヒ・ミンクスで、初めて振り付けをしたのはマリウス・プティパです。(プティパは他にも『白鳥の湖』『くるみ割り人形』『眠れる森の美女』をはじめ、数多くのバレエを振り付けしています。)
『ドン・キホーテ』の舞台はバルセロナ(スペイン)。宿屋の娘キトリと床屋の青年バジルの恋物語です。
プロローグ(導入)
時代は17世紀。とあるスペインの村の郷士ドン・キホーテは、中世の騎士物語の読みすぎで、旅に出ることを決意しました。彼は農民のサンチョ・パンサをお供に、憧れのドルシネア姫の影を頼りに故郷を後にしました。
第1幕
バルセロナの広場は、町の人々やキトリの友人たちが集まって、とっても賑やか。そこにキトリが現れます。キトリは、その明るい性格から町のみんなに好かれています。とそこに、恋人のバジルもやってきます。バジルも町の人気者で、ギターも踊りもとっても上手。二人は少し意地っ張りで、小さな言い合いは日常茶飯事ですが、結局は愛し合っている恋人同士なのです。
そこにキトリの父ロレンツォが現れます。彼は、キトリとバジルが付き合っていることが不満で、できればお金持ちのガマーシュと結婚してほしいと願っているのです。でもキトリはガマーシュに無関心。だって、キトリにはバジルしか見えていないもの。
一方広場では、踊り子のメルセデスや闘牛士のエスパーダたちが情熱的な踊りを見せ、盛り上がっています。そこにドン・キホーテとサンチョ・パンサも現れ、広場は楽しい雰囲気に包まれ、そのすきにキトリとバジルは駆け落ちします。
第2幕 第1場
逃げてきたキトリとバジルは、そこが誰もいない草原だと思い込んでいましたが、実はロマたちの野営地でした。バジルはロマたちに自分たちの状況を説明し助けを求め、ロマたちは迫力のある、どこか色っぽい踊りを繰り広げます。遅れてやってきたドン・キホーテとサンチョ・パンサは、キトリをドルシネア姫だと思い込んでしまいます。
キトリとバジルが踊り始めると、ドン・キホーテは錯乱し、風車を巨人だと勘違いしてしまいます。そのまま突進したドン・キホーテは、風車の羽に引っかかり、振り落とされ、意識を失ってしまいました。
ドン・キホーテは、意識を失ったまま夢の世界へと引きずり込まれ、そこでドルシネア姫や森の女王、キューピッドたちに出会います。妖精たちの可憐な舞いが終わると、とうとうドン・キホーテは意識を取り戻します。そこにロレンツォとガマーシュがやってきて、キトリたちの居場所を聞くと、サンチョは二人が逃げて行った方向を教えてしまいました。
第2幕 第2場
キトリとバジルが逃げ続けてたどり着いたのは、馴染みのある地下の居酒屋。ロマたちと一緒にみんなで楽しく飲んでいると、ロレンツォとガマーシュがキトリを連れ戻しにやってきます。このままだとキトリはガマーシュと結婚させられてしまう…!とその時、バジルは狂言自殺を図り、キトリとの結婚を認めてもらおうとします。キトリもそれに合わせて嘆き悲しんでいるふりをすると、かわいそうに思ったドン・キホーテがロレンツォを説得。ついに二人の結婚が認められたのでした。
第3幕
めでたく結ばれたキトリとバジルの結婚式。ドン・キホーテとサンチョ・パンサも加わり、周囲の人々も二人を祝福しました。
いかがでしたか?
バレエの作品には色々な解釈があり、私がここに記したストーリが絶対というわけではありません。興味を持った方はぜひ本やインターネットで調べて、自分が好きな解釈を見つけてくださいね♪
少しでも『ドン・キホーテ』のイメージが湧けば嬉しいです。
次回は私が出演する公演『ドン・キホーテ』の見どころを紹介します!
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
なつこ