東大生のバレエ留学日記

日々考えていること、バレエのこと、大学生活のことなどを綴っています

【今月の本】6月のおすすめを紹介します!

みなさんお久しぶりです、レポートに忙殺されているなつこです。

先週期末テストが終わったのですが、落ち着く間もなくレポート課題が押し寄せてきました💦でもそれが終われば夏休みなので、頑張ります!

 

さて今日は、6月に読んだおすすめの2冊をご紹介します。(今更感ありますが…)

 

1、万引き家族是枝裕和著)

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読んではいないけど映画は観た、という方が多いかもしれません。私はまだ映画は観ていませんが、Amazon Primeで見つけたので夏休み中に観たいと思います(大好きな松岡茉優さんも出演しているので…♡)

万引き家族』は、様々な事情で一つの屋根の下に集まった「家族」のお話。「犯罪」でしか繋がれなかった「家族」。万引き、誘拐、不正年金受給。これらは立派な犯罪で絶対にしてはならない行為だけれど、それが「大切な誰かを助けるため、かばうため」の行為であったと知った時、人間の心の底にある優しさに胸を打たれました。

 

2、夜行観覧車湊かなえ著)

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ひばりヶ丘という、高級住宅街で起こった家庭内殺人事件をめぐるお話。登場人物のプロフィールが詳しく描かれていて、それぞれの視点から「この人はあの人のことをこう思っているんだ」ということがわかります。読んでいるうちに、まるで登場人物に会ったことがあるかのような錯覚に陥りました。また、端からだととてもうまくいっていて理想的に見える家族でも、実はいろいろな問題を抱えているんだ、ということがよくわかります。

湊かなえさんの小説は、登場人物のパーソナリティが細部まで描かれているのと、最後まで読まないと先が全くよめず、何が起こるか予測不可能で、読者をとことん裏切ところがあり、そこが私はすごく好きです。

 

今回ご紹介した2冊はどちらも家族をめぐるお話でした。

家族は、一番身近で一番個人的な人間関係。だからこそ、理解するのが難しいと思うことってありませんか?家族が抱える問題はその家族の成員にしかわからないもので、第三者がどれだけ理解しようとしても、意味づけをしても、結局その家族にしか本当のことがわからない。私は、家族という人間関係が、あらゆる人間関係の中で一番興味を惹かれる関係です。

 

近いうちに7月のおすすめもアップする予定です!お楽しみに♪

 

今日も読んでいただきありがとうございました。

 

なつこ