東大生のバレエ留学日記

日々考えていること、バレエのこと、大学生活のことなどを綴っています

【シドニー旅行記】第1弾~Blue Mountains(ブルー・マウンテンズ)~

みなさんこんばんは!なつこです。

 

年明けに8泊9日でシドニーへ行ってきました!今回もダーウィンの時と同じく、ひとり旅です。おすすめの観光スポットを厳選したので、6回に分けてそれぞれ紹介したいと思います。

 

ブルーマウンテンズ(Blue Mountains)

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第1回目に紹介するのは、ブルー・マウンテンズ(Blue Mountains)。シドニー中心部から車で約2時間のところにある世界遺産です。ブルー・マウンテンズと言うと「あのコーヒー豆の?」と聞かれることがありますが、コーヒー豆の方はジャマイカの「ブルーマウンテン」です。似ているので間違えやすいですよね(笑)

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この土地がなぜ「ブルー・マウンテンズ」と呼ばれるかと言うと、何百種類ものユーカリの木が精油を放出しているため、このあたり一帯が青く見えるからです。ちなみにユーカリの木は400種以上もありますが、コアラが食べるのはそのうちの約40種類だけだそうです。

 

スリー・シスターズ(Three Sisters)

ブルー・マウンテンズの中で恐らく最も有名なのが、このスリー・シスターズです。

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3つの岩が仲良く並んでいるのが見えますか?スリー・シスターズという名前の由来は、実はアボリジニーの伝説なんです。アボリジニーには、同じ部族同士でしか結婚してはいけない、という決まりがありました。それにも関わらず、美しい三姉妹は部族が違う男性に恋をしてしまいました。それに激怒した三姉妹の父親は、怒って魔法をかけ、岩に変えてしまいました。父親は自分自身にも呪いをかけ、鳥の姿に変身しました。この言い伝えの通り、今でも広大な森に臨むように3つの岩がそびえたっています。(伝説には諸説ありますが、これがガイドさんに教えてもらったものです。)

 

シーニック・ワールド(Scenic World)

シーニック・ワールドは、ブルー・マウンテンズの自然をアトラクションに乗りながら楽しめる施設です。アトラクションはトロッコスカイレール、ゴンドラの3種類で、森を散策するウォーキングコースもありました。

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↑最大勾配52度のトロッコ

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↑真ん中は一部ガラス張りで下の景色が丸見え!

 

オリエント・ケーヴ(Orient Cave)

オリエント・ケーヴは、ブルーマウンテンズにあるジェノラン鍾乳洞の、数ある洞窟の一つです。数年前までは入れなかったらしい。光を通す透明なクリスタルと、鉄分を含んだ赤いクリスタルが合わさってできた鍾乳洞です。クリスタルは1センチ伸びるのに100年かかるそうです。自然のあまりの壮大さに、改めて驚かされました。

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↑ライトを当てると綺麗なオレンジ色に光るクリスタル

 

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↑「じゅうたんを被ったインドの像」と言われる巨大なクリスタル

 

最後にちょっとした豆知識!

カンガルー、コアラ、ウォンバット。オーストラリアを代表するこれらの動物、なぜこんな名前になったか知っていますか?

オーストラリアに初めて入植してきたオランダ人が、見たことのない動物を前にして、原住民のアボリジニーに聞いたのです。

オランダ人「あのぴょんぴょん跳ねる動物の名前は?」

アボリジニー「えー、カンガルー(アボリジニーの言葉で、わからない、の意味)」

オランダ人「じゃあ、あの木にしがみついている動物は?」

アボリジニー「うーん、わからないけどコアラ(アボリジニーの言葉で、水を飲まない、という意味)」

オランダ人「あのかわいい、モサッとした動物の名前は何?」

アボリジニー「それはね、ウォンバットアボリジニーの言葉で、お尻が大きい、の意味)だよ」

こんな会話が交わされて、オランダ人は、アボリジニーが動物の名前を教えてくれたのだと、すっかり思い込んでしまいました。そのままカンガルー、コアラ、ウォンバットと名前がついたわけです。

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私が今回参加したツアーは、「ジャックさんの楽しい日本語ツアー」です。日本語がペラペラのオーストラリア人ガイドさんが案内してくれる少人数制のツアーです。ひとりだったのもあって、ガイドさんにはとても良くしてもらいました。これからシドニー観光予定の方にはぜひおすすめします!

 

せれでは、次回もお楽しみに!

 

今日も読んでいただきありがとうございました。

 

なつこ

【LIFE】バレエのない夏休み

こんにちは、バレエ留学中のなつこです。

 

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今日はホリデー最終日!ついに私の長い夏休みも終わり、明日からまたバレエ漬けの毎日が始まります。

 

昨年12月21日にバレエ学校の公演が終わってから今日まで、約1カ月半の長い夏休みでした。以下の記事に書いた通り、バレエを始めてからこんなに長い間バレエのレッスンがないのは初めてで、正直最初は長く休むのが怖かったです。今までせっかく頑張ってトレーニングしたのに全部パーになってしまうんじゃないか、退屈してしまうのではないか…

 

でも実際はそんなことありませんでした。思い切って「1カ月半踊らない」選択をしてよかったなと思います。(さすがに何もしないのは怖かったので、1日最低1時間は自主トレーニングしました。)

 

natsukozballetlife.hatenadiary.com

 

ひとり旅、ふたり旅

夏休みを活用して、ダーウィンシドニータスマニアに行ってきました。ダーウィンは2泊3日、シドニーは8泊9日、どちらもひとり旅。タスマニアは2泊3日、バレエ学校の友達とふたりで行きました。オーストラリアの大自然を五感で体感して、たくさんの出会いを通していろいろな「生き方」に触れることができました。この体験は、きっと一人でメルボルンの家にこもっていては経験できなかった、素晴らしい思い出になりました。

シドニータスマニア旅行記は少しずつ書いていこうと思うので楽しみにしていてください!

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Kindleを活用して読書!

こんな素晴らしいものを今までなぜ活用しなかったんだろう?と悔やまれたのが、電子書籍サービスのKindle。私は紙の本が好きなので日本にいるときは目もくれなかったのですが、日本語の本が手に入りにくい海外にいるならこんなに便利なものはないと思います。無料で読める本もあるし、有料本もKindleの方が紙の本よりも安いんです。以下の記事で宣言したように、「本を100冊読む」というのが今年の目標なので、いろいろなジャンルの本を20冊ほど読んでみました。バレエスクールがある日は疲れて本どころではないことが多かったので、紅茶片手にリラックスしながら本を読むのは至福の時間でした。今月末に1月ベスト3を発表する予定なのでお楽しみに!

 

natsukozballetlife.hatenadiary.com

 

たくさんの新しい出会い

この1カ月半、本当にたくさんの人に出会いました。旅行中には、私と同じくひとり旅をしている人にたくさん出会い、なんでひとりで旅をしいるのか、なぜオーストラリアを選んだのか、どういう仕事をしているのか、会話を交わすうちにいろんな生き方があることを知りました。年始には一緒に住んでいるオーナーさん開催のバーベキューパーティがあり、そこでもいろいろな人に出会いました。オーストラリアと日本のハーフで日本の大学に留学している人、旅行会社に勤めている日本人、有名なフレンチレストランのフランス人ソムリエ、オーストラリアでソムリエを目指す日本人、看護師の日本人、映像関係の仕事を自分たちで手掛ける同年代の日本人2人組。すでに夢を叶えて就きたい仕事に就いている人、夢実現に向けて今頑張っている人が、同じ空間を共有して、それぞれが自由に会話を交わし、お互いに刺激を受ける。学歴や国籍、年齢や性別なんて関係ない。メルボルンにはこんなにもたくさんの人が夢を叶えるために集まっているんだ、と感動しました。

 

これはこの1カ月半だけでなく留学全体を通して言えることですが、自分が今まで住んでいた世界がどれほど小さくて、これまでの人間関係がどれほど狭いものだったのか、思い知らされました。

 

生き方は人の数だけあって、叶えられる夢は人の数以上ある。

 

そう実感できた、実りのある夏休みだったように思います。

日本に帰るまであとちょうど2カ月。

今までの9カ月間よりも貪欲に、1日1日を全力で生きたいと思います。

 

今日も読んでいただきありがとうございました!

 

なつこ

【ダーウィン旅行記】2018年12月31日、2泊3日の人生初ひとり旅、最終日。

みなさんこんばんは!バレエ留学中のなつこです。

 

今回は【ダーウィン旅行記】第3弾!旅を通して得たものについて書こうと思います。

 

とにかくたくさん歩いた最終日

最終日は、特に何も予定を決めずに歩き回りました。その距離なんと12キロ。気づかないうちにこんなに歩いていたなんて、私どうかしてるかも(笑)

 

この日は気温32℃、湿度64%。どこか日本の猛暑日を感じさせる1日でした。Uberやバスを使って観光してもよかったのですが、雨季にもかかわらず晴れていたので、歩くことにしました。時々吹く風が気持ちよかった~!

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↑静まり帰った海。ここは確かウォーターフロントっていうところ。

 

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↑ビーチの隣にはプールが。人工の波で子供達がはしゃいでました!


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↑広い海と広い空。

 


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第二次世界大戦で使われていた、石油貯蔵トンネル。


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↑なんていう名前かわからないけど、この鳥はダーウィンによくいるらしい。


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↑屋外の映画館!入口がレトロで可愛かった♡


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↑海を眺めながら歩いていたらいつのまにか2時間が経過…


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↑ここでちょっと休憩。お昼はアボカドトーストにポーチドエッグ!

 

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↑午後は有名なMindil Beachへ。ここまでの道のりが長かった…!猛暑のせいか、だーれもいなくてビーチを丸々独占✨


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↑私は波の音が大好き。何時間でも聴いていられる。


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↑ビーチの近くの美術館。無料な上、色々な展示があって飽きることなく回れました!


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↑美術館入口のアート。何かと思ったら、車のドア!

 

年越しは飛行機の中で⁉

帰りの飛行機は、メルボルン到着予定時間が深夜0:05だったので、「今年は飛行機の中で新年を迎えるんだ!」と楽しみでした。しかし、結論から言うと、新年はメルボルンCBD行きのバスの中で迎えました。飛行機がなぜか予定時刻よりも20分早くメルボルンに着いてしまったのです。何てことしてくれるの…せっかく楽しみにしていたのに…

あとから家族に電話で伝えたら大爆笑されてしまいました(笑)

 

ちなみに乗客は、最大収容人数180人のところ75人。大みそかの夜に帰ろうと思った人は、どうやら少なかったようです。おかげで座席一列分を独占できたので空の旅は快適でした😊

 

こういうわけで私はバスの中で年越ししたわけですが、なんと窓から新年を祝う色とりどりの花火を見ることができました!遠くの方に見えるビルの屋上から一斉に上がる花火を見て、飛行機が早く到着して逆に良かったのかもしれない、そう思えてきました。

 

ひとり旅って悪くないと実感できた3日間

ひとり旅のよさとはなんでしょう?

私はまだ初心者ですが、気づいたことが2つあります。

 

ひとり旅のよさーその1ー

自分のペースで自由に回れること。あそこに行きたい!ここにも行ってみたい!今日は疲れたからゆっくりしよう。ごはんは適当でいいや。ひとり旅では、こういった「わがまま」がすべて許されるんです。魅力的だと思いませんか?

 

ひとり旅のよさーその2ー

思いがけない「出会い」があること。2日目に参加したツアーでは、私以外にひとり旅をしている人が二人いて、最初は「あ、あの人も私と同じだ」ぐらいにしか思っていませんでした。しかし昼食の時、ぽつりぽつりとそれぞれでお昼ご飯を食べていたところにガイドさんがやってきて、「みんなで一緒に食べないか?」と聞いて回ってくれました。

自己紹介していくうちに、なんとひとり旅中の二人はどちらもフランス人だということがわかったんです!フランス語が話せるというたった一つの共通点で意気投合し、ツアーの後半は一人の時よりもずっと楽しく過ごせました。

おそらく誰かと一緒に旅をしていたらガイドさんはわざわざ話しかけないだろうし、二人と知り合うこともなかったと思います。ひとり旅にはこういう偶然の「出会い」がたくさん転がっているんだなと、肌で感じた3日間でした。

 

A stranger is a friend you haven't met yet.

という言葉を聞いたことがありませんか?私は今回の旅を通して、この言葉の意味が流れるように自分の中に入ってきました。

これからもこういう偶然の出会いを大切に、勇気を出して話しかけ、たくさんの人と友達になれたらいいな。

 

なぜフランス語話せるの?と疑問に思った方はこちらの記事を読んでみてください↓

【LIFE】コンプレックスだったフランスに住んでいた経験が、かけがえのない経験に - 東大生のバレエ留学日記

 

「旅して得られるもの」について書いた記事がもう一つあります!よかったらこちらの記事も読んでみてください↓

【ケアンズ旅行記】ラスト第5弾〜旅して得られるものとは〜 - 東大生のバレエ留学日記

 

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今日も読んでいただきありがとうございました!

 

なつこ

【ダーウィン旅行記】Day 2~リッチフィールド国立公園(Litchfield National Park)~

みなさんこんにちは!バレエ留学中のなつこです。

 

前回の記事に引き続き、今回はダーウィン旅行記第2弾です!

 

リッチフィールド国立公園(Litchfield National Park)

2日目は、リッチフィールド国立公園に行きました。この国立公園はダーウィン中心部から車で約2時間のところにあります。免許も車もない私は、日帰りツアーに参加しました。

国立公園に向かうとき通る高速道路は、Stuart Highwayと言って、オーストラリア最長です。なんとダーウィンからオーストラリア中心部のアリススプリングスを通り、南部のポート・オーガスタまで走っているんだって!ガイドさんが言っていました。

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巨大アリ塚(Termite Mounds)

アリ塚は、太陽の陽射しを避けるために白アリが何十年、何百年もの時間をかけてつくるシェルターのようなものです。特にリッチフィールド国立公園のアリ塚はMagnetic Termite Moundsと呼ばれています。なぜ "Magnetic(磁力のある)"なのかみなさんわかりますか?答えは、太陽の方向に合わせて作られているから。白アリは、一番広い面が太陽の光に当たるように、アリ塚を南か北向きに作ります。そうすれば反対の面は日陰になるので、強い陽射しを避けられるというわけです。なんて賢いの!

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↑後ろの人と比べてみると巨大さが際立つ。

 

フローレンス・フォールズ(Florence Falls)とワンギ・フォールズ(Wangi Falls)

フィールド国立公園には滝がいくつもあり、私たちが寄ったのはこのフローレンス・フォールズとワンギ・フォールズです。なんとこの2つの滝では、泳ぐことができます!水が冷たくて気持ちよかった~!

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↑フローレンス・フォールズ

 

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↑ワンギ・フォールズ

 

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↑透明度はこんなに高い!

 

アボリジニーの文化は200種類以上!?

アボリジニーとはオーストラリアの先住民族で、オーストラリアにはアボリジニーの文化が数多く残されています。一言で「アボリジニー文化」と言っても、その種類は215もあるそうで、自然とともにたくさんのアート、宗教、神話などが生まれました。

"Aborigines live on, through, and with nature."(アボリジニー民族は自然とともに生きている、というガイドさんの言葉)

オーストラリアを旅していると各所にアボリジニーの文化が残されていてオーストラリア人が自らの先住文化を大切にし、誇りを持っていることが伝わってきます。

 

ガイドさんはこんなことも言っていました。

"Having knowledge about Aborigines gives us the responsibility to look after."

(アボリジニーに関する知識を得ことは、それに注意を向ける責任を我々に与えてくれる。つまり、私たちにはアボリジニー文化を大切にする責任がある、ということです。)

知るということは責任を伴うのだと、改めて肌で感じた瞬間でした。

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次回は第3弾、最後のダーウィン旅行記になります。お楽しみに♪

今日も読んでいただきありがとうございました!

 

なつこ

【ダーウィン旅行記】人生初ひとり旅~Day 1~

みなさんこんにちは!バレエ留学中のなつこです。

 

今はちょうど夏休み。それもながーい1か月半の夏休み。バレエを始めてから、こんなに長い休みを経験したことはありません。日本にいた頃は長期休みがあるたびにコンクールに出て、その前フランスにいた頃はバレエの合宿に参加していたので、長期休みがあっても踊らない期間は最長で2週間ぐらい。特に日本にもどってからは、1週間以上バレエを休んだことはありませんでした(大学受験の直前期を除けばの話ですが)。なので今回こんな長いバレエのない夏休みは、人生初と言っても過言ではありません。

 

留学する前から、留学中はたくさん旅行しよう!と思っていました。なので、バレエ学校が中期休みの度にオーストラリアのいろいろなところを旅してきました。

最初に行ったのはケアンズ(Cairns)。次はパース(Perth)。その次はウルル(Uluru、エアーズロック)。

それぞれ旅行記があるのでまだの方はぜひ読んでみてください!

【ケアンズ旅行記】ラスト第5弾〜旅して得られるものとは〜 - 東大生のバレエ留学日記

【パース旅行記】第3弾~ビーチと緑が美しいロットネスト島~ - 東大生のバレエ留学日記

【ウルル旅行記】オーストラリアの中心にウルル(エアーズロック)に行ってみた! - 東大生のバレエ留学日記

 

1年間でこんなにたくさん旅行できるのもきっと今しかないな、とそんなことを考えていたら、いつの間にかダーウィンにも足を伸ばそうとしていました。飛行機代がちょっと高めなこともあって悩んだのですが、今行かなかったら後悔する!と思ったので行こうと決めました。

 

というわけで今日の記事は、ダーウィン旅行記第1弾です!2泊3日の短い旅でしたが、たくさん学んだことがあるので記事を通して共有したいと思います。

 

ダーウィンってどんなところ?

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ダーウィン(Darwin)は、オーストラリア北部にある街。このあたりは赤道に近く、サバナ気候(Aw。地理で散々出てきたこの記号懐かしい!笑)で5月から9月までが乾季、残りが雨季となっています。私が行ったのは12月だったのでちょうど雨季の時期でしたが、雨は一度も降らず、その代わりと言っていいのか湿度と気温が高くて溶けてしまいそうでした。日本の暑い夏にちょっと似たじめじめ感だったな。メルボルンとの時差は1時間半、日本との時差は30分。同じ国なのに時差があるなんて未だに信じられません。笑

 

街中を歩いていると、あちこちにアボリジニーらしき人たちが。調べてみたら、ダーウィンの人口の4分の1はアボリジニーみたいです。普段はアジア系が多いメルボルンに住んでいてアボリジニーの方を目にする機会はないので、同じ国なのに土地ごとに文化の違いがあって面白い。

 

ダーウィンの名物、ワニとご対面

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ダーウィンではワニがジャンプする姿を見れるということで、1日目はジャンピングクロコダイルツアー(Jumping crocodile tour)に参加しました。オーストラリアは広大すぎてどこに行くのでも車が必須なので、慣れない地に行くときはやっぱりツアーに参加するのが一番!

 

ワニがいる川に向かう途中、たくさんのマンゴーの木が生えていました。葉と枝の部分が四角いものも!写真がうまく撮れなかったのが残念。でもちょっと想像してみてください、面白くないですか?ガイドさん曰くマンゴーは50種以上あるそうです。

 

途中下車した大きな池では、百合の花の上をポン、ポン、とホップするかのように飛ぶ鳥がたくさん。そこから、"lilly hopping bird"という名がついたそうです。別名"Jesus Christ bird"。キリスト教では百合の花が神聖なものなのと、「花の上をホップする!?まじで!?」という意味がかけられているそうです(笑)ちなみに"Jesus Christ!"は"Oh my God!"と同じ意味。こっちの人はけっこう使います。

 

そしてついに、ジャンプするワニとご対面!みんなで小さな船に乗って、ワニのそばまで移動します。ワニ一頭一頭にはちゃんと名前がついていて、管理人さんたちに愛されているんだなと実感しました。そして肉の塊を竿にぶら下げてワニの気を引くと、思いっきりジャンプ!


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「ワニは赤に反応し、血の匂いには敏感なので我々人間はワニにとって極上のエサです。くれぐれも船から顔や手を出さないように。」と管理人さんが笑いながら言っていましたが…ちっとも笑える話ではありません。何十人もの「エサ」が自らの意思でワニがジャンプするところを見に行こうとするわけですから。恐ろしいと思いながらも、船という「安全地帯」から眺めるワニはそれほど悪いものでもないと、内心楽しんでいたのを思い出します(笑)

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明日はDay 2を紹介します、お楽しみに!

今日も読んでいただきありがとうございました。

 

なつこ

【LIFE】2019年初の記事!今年の目標を発表します♪

明けましておめでとうございます!

みなさんはどんなお正月を過ごしましたか?

 

ここオーストラリアでは、「お正月感」がまったくありません。まず、とにかく暑い。今日なんて最高気温42℃で、溶けるんじゃないかと本気で思いました。2019年になってすぐ、冬をすっ飛ばして7月になった気分です(笑)そして、街の中にはまだクリスマスツリーが飾られていて、お店もまだクリスマス翌日のセールを続けています。不思議な感じです。

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↑フィリップ島で見た夕日

 

私は、三が日を以下のように過ごしました。

元旦:バイト(自宅で記事を書く仕事)、読書、散歩、トレーニング、勉強、家族とテレビ電話!(約一年会っていない祖父母やいとこの顔が見れて、みんな元気そうでした!)

2日:読書、トレーニング、ペンギンツアーに参加(後日記事にしますが、メルボルン郊外のフィリップ島で、海から陸に上がってくるリトルペンギンを見守るツアーです。シェアメイトと行ってきました!)そう、初詣は神社ではなくフィリップ島でペンギンを拝んできました(笑)

3日:バイト、読書、トレーニング、ショッピング、勉強

 

日本の伝統的なお正月の過ごし方からはだいぶかけ離れた3日間を過ごしていたのがお分かりいただけたかと思います。でもこれはこれで、すごく楽しく充実した3日間でした♪

 

そして今年の目標を発表します!今年は具体的な目標とざっくりした目標を一つずつ。こうしてブログに書いておけば、三日坊主にならなくて済みます(笑)

 

まず一つ目は、本を100冊読むこと。一年365日あるから、単純計算したら3.65日に一冊、つまり3~4日に一冊読むという計算になりますね。

なぜこれを目標にしたかというと、もっと多角的な視点を持った人になりたいから。メルボルンで一人暮らしをして、色々な人に出会い、ひとりの時間が増えたことで、自分の将来、自分の根本にある考えなどについて、より深く考えるようになりました。特に自分の将来について考えるとき、もっとたくさんの人の考えを参考にした方がアイディアが生まれやすいと思いました。

確かに本で仕入れられる情報量は限られていますが、それでも本は、書いた人の想いがたくさん詰まった、知の宝庫だと思っています。だから100冊。数字は重要ではなく、「たくさん」という意味を込めています。大好きな小説だけでなく、いろいろなジャンルに挑戦したいです。

 

そして二つ目は、思い切って捨てる、思い切って使うこと。私はなぜか、「とっておく」習性があるんですよね。なんでなんだろう。ノートとかシールとか、あとお化粧品も。あ、あとはお気に入りの洋服とか。買ったものが入っていた、お店のおしゃれな紙袋とか。見てください、あと3ヶ月で日本に帰るというのにこんなにたくさん(笑)

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ほかにも小さな目標は実はいくつかありますが、ここで宣言する必要もないと思うので割愛します。

 

もう「今年」は始まっています。というわけで今日までに本を3冊読み、使わないメイク用品をいくつか捨てました。そして新たなノートの使い道ができたので、とっておいたノートを使い始めました。良いスタート☆

 

読者の皆さんも、もし今年の目標が決まっていれば、達成に向けて一緒に頑張りましょう!

 

今年も「東大生のバレエ留学日記」をよろしくお願いします。

 

なつこ

【バレエ留学】2018年最後の記事!〜バレエ学校の公演を終えて〜

こんにちは!最近暑すぎて溶けそうななつこです。

 

今、オーストラリアの北に位置するダーウィンという街に来ています!といっても今日が最終日で、1時間後には飛行機に乗るのですが。実は人生で初めてのひとり旅で、学んだこと経験したことがたくさんあるので、近いうちに旅行記書きたいと思います。

 

2018年最後の記事は、バレエに関して。

 

ちょうど一週間半前に学校公演の「くるみ割り人形」を終えました!母と妹も東京から観に来てくれて、8カ月ぶりに会うのが少し不思議な感じでした。

 

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生のオーケストラで、同じ演目を2日間で3公演踊りました。(こんなの初めて!) しかも最後の公演は満席!ということは一度に2500人ものお客さんが観に来てくださいました。今考えても鳥肌が立ちます…!

 

体力、集中力、精神力。2日間(初日公演前日の舞台リハーサルを入れたら3日間)にかけて、これらを保てるかどうかが勝負だった今感じています。舞台経験がある方は知っているかもしれませんが、「舞台には魔物が住んでいる」という言葉があります。どんなにたくさん練習したとしても、舞台に立つと何が起こるかわからない、という意味が含まれています。だから毎回、体力だけでなく集中力と精神力を保つことが大事なのです。

 

舞台に立った瞬間、頭が真っ白になって振りが飛んだ、いつも絶対間違えないところで間違えた、リハーサル通りのびのび踊れなかった、などなど。バレエやっている人なら一度は経験したことあるんじゃないかな。だから舞台は怖いんです。舞台袖と舞台は繋がっているのに、まるで両者は別々の世界のようで。

 

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こんな一般人の私が、大勢の観客の前でスポットライトを浴びることなんてそうない経験なんだから、楽しもう。舞台に立つときは毎回、そう考えています。特に今回、一度に2500人の観客、つまり5000もの瞳が自分に向けられている経験なんて、長い人生とはいえそうないでしょ?だから楽しまなくちゃ。もちろん不安はありましたが、楽しもうという気持ちの方が数十倍、数百倍もまさっていました。

 

失敗は、恐れても仕方ないと思うんです。人間である限り、失敗は必ずついてくるから。

それよりも楽しむこと。

今最高に幸せだと思えること。

完璧じゃなくてもいい。

未完成だからこそ人はさらに高みを目指すのかもしれません。

でも「楽しい」「幸せ」と思えるには、失敗がつきものだと私は思います。

だからこれから先も、たくさん挑戦して、失敗して、失敗から学んで、楽しい!幸せ!と思えるような人生にしたいです。

 

今年8月に始めたブログ。普段から書いていた日記を公開する感覚で書こう、と気軽に考えていたのですが、気づけば2000人以上の方に読んでいただき、時にはあたたかいメッセージまでいただきました。ありがとうございます!

2019年も私らしく、続けていこうと思います。少しでも多くの方に勇気を与えられるブログにできたらいいなと思っています!

それではみなさん、

 

Happy New Year !

 

なつこ٩(๑˙╰╯˙๑)